私の部屋の外は 玄関
下駄箱が いえ 下駄箱の扉がはずれて中の靴が 散乱
主人が「危ないぞー ガラスが割れてるぞー」
私は 散乱している靴を適当にセットして 主人や息子の居るほうに
投げ込みました
私も スニーカーを履いて 家の中で土足
神戸が あんなひどい状態になってるなんて知ったのは
全て ずーーーっと後からで その時は
「揺れたねぇ」なんてのんきなもの
幸い 家族の誰も かすり傷一つ負ってませんでしたから
被害の大きかった お宅と違い
ある意味我が家の震災は これで終わりました
後残ってるのは 家の中の片付けだけ
細かな話をすると 長男は二段ベッドの上くらいの高さの
背の高いベッドに寝ていました
その横に 上下セパーレートになる箪笥がありました
その箪笥の上が ベッドのパイプに引っかかっていました
もし ベッドが 背の低いものだったら・・・・・
それに気づいたのは かなり後のこと
とっても落ち着いていたんですが 今になってみると
やはりあの時は 精神状態が 平常でなかったんですね
異常にハイテンションだったような気がします
ベランダ(南側)に出ると 外がかすんでいるんです
下の息子に「霧が出てるね」って話したことを覚えていますが
あれは 近所の家が壊れ
土壁などの 土ぼこり等だったんでしょうね
遠くに煙が 3本立っています
「あっ!火事だ」
それから 少しして 又ベランダに出ると 煙の数が 増えていました
ふと 下を見ると 電信柱が根元から折れて
電線が 引っ張られています
「わぁ 手抜き工事!」
ベランダから見える景色は 煙以外 特に変わりが無いんです
ですから 余計被害が無かったと 思ったんです
室内は もちろんめちゃくちゃ
なんと 冷蔵庫が 1mほど前に飛びだしています
扉を開けると 冷蔵庫の中は 空っぽ!
扉に 卵いれとか小さな棚がついていますよね
それも全て どこかに 吹っ飛んでいました
食器は飛び出し 電子レンジは 台から落っこちてます
我が家には 90×180cmの大きなテーブルがあります
天板は厚さ4cm とっても重いです
一人では 持ち上がらないくらい
その天板が 飛び上がり 足から はずれていました
まだ暗かったので 瓦礫?の中から 確かこのあたりと見当をつけ
ろうそくを見つけ出し つけたので 部屋の中に灯りが戻りました
(ろうそくは 一番太いのを 用意するほうが良いですよ
マッチも 一緒に
もちろん懐中電灯だけでも良いんですが なんと言えば良いんでしょう
ろうそくの あの炎が良いんです 懐中電灯と違い 暖かいんです
光が・・・・・)
親戚2軒に電話して 安否を確認しましたが
その後は 電話は かかりませんでした
(当時は 携帯は普及していませんでした)
そうこうしているうちに 少し明るくなり
ぽちらぽちらと 片づけを始めたんです
上の息子は すぐ近所のMcド Nルドでバイトしていたんですが
「この時間 早出の子が居るけどどうなったか 気になるから見てくる」と
出かけていきました
息子に後から聞いた話ですが 早出の子はその時
店の向かい側にある コンビニで朝食のパンか何かを買っていて
コンビニを出た所で 震災が起きたそうなんです
店は全面が ガラスの大きな壁になっていました
そのガラスが割れ 店が ゆっくりと 傾いていったそうです
数日後その壊れた店の中で 記念写真を撮ってきた「バカ」が誰かは
ご想像に任せます
こんなこと言ったら叱られるかも知れませんが
阪神大震災 季節と時間帯 良かったかも・・・・・・
と言うのは
明け方ですから 家族全員が 在宅
逆に その為家族全員が 亡くなられたお家もあります
とりあえず 家族の安否確認が 簡単だったこと
これが 平日の昼間だったら・・・・・
いちど 貴方のおうちを 考えてみてください
父親は 会社 最近では 母親も仕事
子供は学校(小、中、高。大それぞれ)では・・・
携帯があってもつながらない!
あなたなら どうなさいます?
「地震体験車」 体験することは 大切です
でもあの車に無い機能が 上下動です
直下型の場合 下から突き上げられます
ベッドごと 天井まで飛んだ!と言う話を聞いたことがあります
例えば 小学校だったら 子供は 机や椅子と一緒に 飛び上がります
どうなるんでしょう?? 想像すると恐ろしいです
会社勤めの父親 大きな揺れで 机と一緒に 窓から外へ・・・・?
どちらにしても 全員 帰宅困難者ですよねぇ
季節 冬
もちろん寒かったですよ コート着たまま寝ていました
体育館の中 1千人 二千人の人が 避難して暮らしていました
夏だったら どんなだったでしょう?
冬寒く 夏暑い体育館
暑さ 臭い 騒音 熱中症等 すごいものになると 思うんですが
水も 夏のほうが 必要ですよね
災害準備グッズ 無いより有ったほうが良いとは 思います
でも ぺしゃんこ 本当にぺしゃんこになった家を見ると
用意していても 取り出せないしぃ って思う私は・・・・・
震災後 いろんなことが TVで放映されていましたが
それを下の息子と見ながら いろいろ 突っ込んでいたんです
瓦礫に埋もれた時 少しの息で 吹ける笛
その笛 どうやって 探し出して吹くんだろう??
瓦礫にはさまれ 身動きが出来ない時は
寝るときは 笛をくわえて寝る??
地震がきたら ガスの元栓を締め 扉に隙間を作り 云々
そんなことが のんびり出来るくらいの地震なら やる必要なし
大したこと無いでぇ
2階建ての家の方が 下が心配で階段を下りようとしたけど
階段が 波打っていて とてもじゃないけれど 下りられなかった!
そう言っていましたよ
そういえば 先日 TVで ガスの栓は 揺れが収まってからじゃないと
かけているお鍋などの熱湯を浴びるから 危険です って
o(>▽<)o ウキャキャウキャキャ
とうの昔に お鍋は ガス台から ふっとんでまーーーーす
正直 懐中電灯は 無くてもナンとかなるかも
と言うのは 皆さん 月明かりの明るさ 忘れてませんか?
あたり一面停電で 真っ暗 でも 外に出ると 結構明るいですよ
新月の時は 知りませんよ
薬は 常備薬以外 鎮痛剤(風邪の熱対策用)等も 忘れないでね
それと一番大事なのは ご近所づきあい
いざとなった時は 近所同士助け合うのが 一番
震災直後 一番最初に 救助の手を差し伸べてくれるのも ご近所さん
そうでしょう
隣の方が 瓦礫の下になっていたら 助けようと思いますでしょ
えっ!あいつは 今すぐ 埋めてしまいたい?(*´▽`*) プッ
そんなんしらんがな
どうぞ ご近所さんとは 仲良く 仲良く
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